電験3種受験に役立つ「七つ道具」の2つ目は、「筆記用具」です。

電験3種の試験中に使用できる筆記用具は、「HBの鉛筆又はシャープペンシル」と受験票に書いてあります。鉛筆の人は、鉛筆削りも持ち込み可能です。

私が試験で使用したのは、 パイロットから出ている「Dr.GRIP(ドクターグリップ)0.5mm用」というシャープペンシルです。このシャープペンシルには「フレフレ機能」というのがついていて、ペンを持ったまま前後に振ると、芯が自動的に出てくるので、芯を出すときにペンを持ち変えなくて済み、大変便利です。

ペンの太さも重さもちょうどよいぐらいに出来ていて、持つところのグリップはシリコン製で弾力があり、また滑らないので文字が書きやすいです。

電験3種の試験用にシャープペンシルを何種類か購入して試した中で、これが一番使いやすかったです。特に「フレフレ機能」は、試験中一秒を争うときの時間短縮とストレス軽減に有効です。

私が購入したのは「クリップ付き」タイプで、試験会場の机は傾斜がついている場合があり、クリップ部分がペンのころがり落ち防止になってくれました。

試験会場では、芯が出なくなったり、万が一壊れた時用に、同じものを2本机の上におきました。

シャープペンシルの芯ですが、三菱鉛筆の「UNI Nano Dia(ユニ ナノダイヤ)」を使用しました。芯が折れにくくて、書き味もよいです。

芯の濃さなのですが、電験3種試験ではHBが指定されていますが、正直HBだと芯が硬すぎてマークシートが塗りにくいので、私はBを使用しました。採点上も特に問題なかったです。

「芯が尖り続ける」シャープペンシルが発売されていますが、マークシートを塗りつぶすには、芯が尖っていない方が逆に塗りやすいです。

受験1年目にはマークシート用に0.9mm芯のシャープペンシルも用意しましたが、試験中はペンを持ちかえる余裕がなかったのと、持ち替えている時間がもったいないので、問題用紙への計算等の書き込みとマークシートの塗りつぶしを「Dr.GRIP(ドクターグリップ)0.5mm用」1本で行うようにしました。

消しゴムは「プラスチック消しゴム」が指定されていますが、マークシートを訂正するときに使いますので、トンボ鉛筆の「MONO(モノ)」とかの小さめのプラスチック消しゴムを2~3個用意しておくとよいです。

 その1「電卓」でも書きましたが、電卓操作を左手で行って、右手で「フレフレ機能」付きのシャープペンシルで問題用紙に計算式を書くというのが、ペンを持ちかえる必要がなくて、試験中一番ストレスがないスタイルだと思います。